読まれるプレスリリース、削除されるプレスリリース

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私たちPR TIMESがプレスリリース配信サービスをスタートして、今月、5周年を迎えることができました。今では、月間1,900本を超えるプレスリリースを配信し、日本国内で最も数多くのプレスリリースを流通させて頂いています。

プレスリリースは、その流通量の増加だけでなく、もう一つの変化が起きつつあります。プレスリリースが報道関係者向けの素材であることは、100年前も今も変わりませんが、生活者にとっても、貴重な情報源になりつつあると実感しています。実際に、PR TIMESのサイトのページビューは、前々年比で4倍超に急上昇し、TwitterやFacebookでプレスリリースを共有する人も急増しています。

ただ、プレスリリースで直接、生活者にリーチできるようになっても、記者の目に留まって欲しいものです。誰もが知りたいのは、記者が“絶対に”ニュースにするプレスリリースの書き方でしょうが、そんな都合のいいコツはありません。しかし、ダメなプレスリリースは、少なくともスルーされ、最悪の場合、みなさんのプレスリリースは迷惑メールに振り分けられ、受信トレイに二度と収まることないでしょう。

失敗しないことは、成功の条件です。モバイルバンキング・プラットフォームを提供するmFoundryのマーケティング・ディレクター、ジェレミー・ポーター氏が、自身のブログに公開した「プレスリリース Or プレスデリート(削除キーを押す)?」を元ネタに、記者に削除されないためのプレスリリースの書き方について紹介します。

タイトルがダメなら全部台無し

記者の受信トレイに飛び込んでくる何十、何百 というメールから、みなさんのプレスリリースを開くかどうかは、タイトルが命運を握っています。

記者に読まれなければ、何も始まりません。記者が思わずクリックしてしまうような、タイトルを付けましょう。全くイメージがわかないのであれば、新聞や雑誌の一面や、ニュースサイトのトップページを見てみましょう。

みなさんがターゲットにしている記者が時間を掛けて考えた、最高のタイトルが並んでいます。記者もみなさんと同じように、タイトルで読者の興味を喚起できなければ、記事を読んでもらえません。

画像は必須

例えば、PR TIMESでプレスリリースの一覧をザッと目を通していると、タイトルと同じくらい画像に視線が奪われます。ネットオークションで、画像の枚数や質に応じてより多くの入札を受けるのと同様に、みなさんのプレスリリースも画像を付ければさらに注目を集めます。労力やお金を少し掛けてでも画像を用意して、本文と一緒に配信しましょう。

ただし、画像をメールで直接送りたい場合は、オンラインストレージに画像をアップし、適切な説明を付けた上で、画像のリンクを送るようにしましょう。

数字で脚色する

プレスリリースの内容を数字で裏付けましょう。数字は、プレスリリースの情報価値を客観的に伝えるのに役立ちます。

英ペット保険会社More Thanが、今年3月に発表したペット向けのエスカレーターのプレスリリースは、参考になると思います。

  • STAIR OF THE DOG… – MORE TH>N UK Newsroom(3月26日)
  • このプレスリリースの中に、次のような統計データが示されています。

  • 現在、イギリスでは犬830万頭、猫1,192万匹がペットとして飼われいる
  • 現在イギリスで飼われている犬の35%、猫の37%が肥満である
  • 2022年には、52%の犬が極度の肥満になる
  • このプレスリリースは、イギリスだけでなく、国境を越えて、アメリカや日本でもニュースになりました。

  • No more walkies for pedigree bums as World’s first dog stairlift is developed – Mail Online(3月27日)
  • Stair Elevator For Pets Could Give Obese Dogs A Lift – The Huffington Post(4月3日)
  • おデブ犬用のエスカレーター、家庭の階段上り下りもこれでラクラク? – ナリナリドットコム(4月8日)
  • もちろん希少でユニークな試みですが、注目すべきは、記事で統計データが引用されているという点です。

    ユーモラスに

    ユーモアを取り入れるのもアリでしょう。ただし、面白ければの話ですが。

    昨日14日、表参道ヒルズに日本国内1号店をオープンしたBEN&JERRY’Sが、昨年3月にアメリカで配信したプレスリリースでは、「クジャクのように誇らしげな (proud as peacock)」という言い回しと掛けて、「(チョコアイスの)ピーナッツのよう誇らしげな (proud as peanuts (in a chocolate swirl))」と表現しました。

    ちょっと日本では敷居が高いように感じますが、ユーモアでプレスリリースがより面白いものになるでしょう。

    陳腐な引用は使わない

    欧米のプレスリリースでは、会社幹部の発言をよく引用します。確かにニュースの記事で、会社の幹部の発言を見かけることがあるので、それを想定してのことだと思いますが、ちょっと思いとどまって考えましょう。

    会社幹部の発言を引用したプレスリリースをいくつか読んでみればすぐに分かりますが、どれも同じような内容になっています。同じような発言であれば、記事で取り上げようがありません。引用に限らず、形容詞も同様です。「ユニーク」ってありふれた表現では、ちっともどのぐらいユニークか伝わりません。

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