プレスリリースは死の谷を越える

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近代PRの父アイビー・リー氏が、1906年に始めてプレスリリースを配信したと言われています。あれから100年後、Financial Timesの元記者で著名なブロガーのトム・フォレムスキー氏が「くたばれ!プレスリリース!死ね!死ね!死ね!(Die! Press release! Die! Die! Die!)」と衝撃的なタイトルの記事を書きました。この記事は、賛否話題なるだけでなく、その後も度々引用されています。トム・フォレムスキー氏は「伝統的なプレスリリースのフォーマットが今の時代に適さず、無駄な内容のプレスリリースが多いと指摘し、プレスリリースはほとんど役に立たない」と言い放ちました。

今から60年近く前、PRニュースワイヤーがプレスリリース配信を世界で始めてビジネスにしました。この市場への参入がこの10年に相次ぎましたが、私たちPR TIMESもその1社です。私たちがプレスリリース配信サービスを開始した4年4ヶ月前と、現在では大きな変化を感じています。そのひとつが、プレスリリース配信の敷居が低くなり裾野が広がったことです。この変化は良いことばかりではありませんでした。トム・フォレムスキー氏の批判もそのひとつですが、プレスリリースはスパムだと嫌われモノになる現象まで起きました。

残念ながら、これらの批判は的を射ています。しかし、プレスリリースは終わっていないばかりか、その役割、有効な機会そして利点は増していると考えています。

最近流し読みした、マーケティングファームParty Aficionadoの創業者シェリル・ローソン氏の「プレスリリースがまだ終わっていない6つの理由(6 Reasons the Press Release is NOT Dead)」のブログ記事を元に、プレスリリースについて再考します。

あえてプレスリリース配信しない

「何事もやってみなけりゃ分からない」とばかりに、プレスリリースをべらぼうに配信するのは思いとどまったほうがいいでしょう。プレスリリースを配信するには、一貫性ある基準が必要です。思いつきで行動するべきではありません。

加えて、あなたの会社の株主、社員そしてクライアントだけが興味を持つような内容の場合も、再検討したほうがいいでしょう。みなさんが興味を失ったメルマガのタイトルをクリックしなくなるように、みなさんのプレスリリースも簡単にスルーされます。さらに、受け取った人に迷惑だと思われ続けると、嫌われかねません。安易に宣伝だと割り切らずに、ステークホルダー以外の人たちにも興味を持つような内容を心掛けるべきです。メディアや生活者の視点を欠いたプレスリリースを配信しても、結果として企業の目標は達成しません。

それでも配信ように努める

共有すべき新しい情報があるときだけ配信するのが原則です。一方で、月に1回以上はプレスリリースを配信できるように努めるべきでしょう。

プレスリリースを配信した後は情報が広まるように祈るだけではなく、ソーシャルネットワークを活用して自ら広めましょう。そして、効果測定をして、次の機会の準備に取り掛かろう。

プレスリリースは時代と共に変化する

プレスリリースへの期待や役割が高まっているのを感じます。例えば、当社のPR TIMESのページビュー(PV)です。前年同月比で2倍を大きく超えて推移しています。

先月であれば、平日は常に1日3万PV以上を記録し、7月7日の七夕には1日5万PVを達成しました。PR TIMESでは、プレスリリースを配信すると、YOMIURI ONLINEasahi.com毎日.jpの三大新聞社サイトをはじめ有力サイトにプレスリリースが原則掲載されます。これらの閲覧数を加えると、相当多くの生活者がプレスリリースを閲覧していると推測できます。

企業が情報をメディアと共有するための道具が、プレスリリースでした。しかし、本来の機能を超えて、多くの人に読まれる存在に成長していることを感じます。

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  • 現在キャンペーンを行っております。PR TIMESをまだ利用したことがない方限定で、通常1配信3万円のところ、1配信無料でご利用いただけます。期間は8月12日まで。(URL:http://prtimes.jp

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