ソーシャルメディアキャンペーン、8つのサクセスストーリー

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1. あなたのイライラを解消します!

SchickのシェービンングクリームのエッヂシェービングジェルのTwitterキャンペーンは、よくありがちな「ツイートしてくれた人の中から抽選で○名様に当選」ではない仕掛けがユニークだ。

Twitterアカウント@EdgeShaveZoneをフォロワーがハッシュタグ#soirritatingでイライラした出来事をツイートすると、そのイライラを実際に解消してあげるというものだ。例えば、朝食のシリアルがちょうど切れてイライラしたというツイートを見つけエッヂシェービングジェルが、そのフォロワーに沢山のシリアルを送った。こんな感じで、234人のイライラ解消をした。3ヶ月でフォロワーは1,500人を超えて、ハッシュタグ#soirritatingツイートは6,800回に達し、メディアなどでも度々取り上げられた。

ちなみに、このキャンペーンをプランニングしたのは、エデルマン・デジタルだ。

2. 「早く続きが見たい」って言いたくなる

2010年度の代表的な映画となったトイストーリー3もソーシャルメディアをを大々的に活用した例だろう。

ターゲットは小さい子供だけではなく20代にも焦点を置いていた。2010年6月に公開のこの作品を、大学生に3月の時点で、前半65分だけ視聴させた。大学生たちは、話題作をいち早く視聴した自慢と、早く続きを見たい気持ちを合わせてFacebookに数多く投稿した。

Youtubeにアップしたクマのキャラクター「ロッツォ」のプロモーション動画も話題となった。ヴィンテージ風のこの動画の視聴回数は、あっという間に100万回を超えた。

このようなソーシャルメディアキャンペーンもいくらか貢献した結果、映画の興行収入は10億ドルを超え、歴代1位を獲得した。

3. オバマ米大統領の勝利宣言やスーザン・ボイルより人気の動画

ボディークリーム、オールド・スパイスは1人の男性をイメージキャラクターにして、様々なパターンのCMを作り、You Tubeにアップした

日本で有名なオバマ米大統領の勝利宣言スピーチやスーザン・ボイルを視聴回数で大幅に上回った。

しかも、面白い動画が多くの人にYoutubeで視聴されただけでは終わらなかった。Brandweek(現Adweek)によると、このキャンペーンの結果、オールド・スパイスの売り上げは大幅に成長した。

4. 超有名人のツイートは強烈

麻薬や女性関係など、度々世間をふりまわしているチャーリー・シーンがツイートなしで25時間と17分で120万人のフォロワーを獲得した。チャーリー・シーンが120万人のフォロワーにまだ設立間もないインターンシップドットコムの宣伝ツイートをしたところ、なんと9万5千人がURLをクリックし、8万2千人がこのツイートに返信した。

ちなみに、チャーリー・シーンとインターンシップドットコムを結びつけたAd.lyは、著名人がソーシャルメディア(現在は主にTwitter)で企業の製品・サービスを推奨投稿を行うマッチングネットワークだ。

5. バービーとケンの復縁騒動

2004年のバレンタインから7年間破局していたマテルの代表的な人形、バービーとケンが今年のバレンタインで復縁するために、FacebookやTwitterを使って大々的に人々に意見を求めた。

多くの人が、バービーを取り戻すためのアドバイスや応援をケンへ送り、復縁した2月14日には2分毎にバービーとケンに関するツイートがあり、その日のTwitterトレンドは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ダラス、アトランタ、シカゴ、サンフランシスコなど、アメリカの15都市でハッシュタグ#BarbieandKenがランクインした。
Facebookページのファンが34%増、シェアや「いいね!」の数は200%も増加した。

恋愛は、ネットで盛り上がる鉄板ネタですね。

6. ゆるキャラ

伝統ある自動車メーカーも、単にテレビCMを流せば売れる時代は終わった。世界の自動車メーカーの中で、3年前と比較して最も株価上昇(倒産再上場GMを除く)したフォードが、靴下のようなゆるキャラ「ダグ」を全面にプッシュしたソーシャルメディアキャンペーンを現在実施している。

毎週1、2本のダグのちょっと笑えるショートストーリーがYoutubeにアップされる。この動画だけで40万超の再生回数を記録している。

このキャンペーンの目標は、

  • Facebookのファンを10,000人
  • Youtubeの再生回数250万回
  • と設定されたが、まだ途中経過にもかかわらず、

  • Facebookのファンが4週間で35,650人
  • Youtubeの再生回数170万回で、目標の67%
  • 7. 位置ゲー

    Googleが投資して注目を浴びる位置ゲーのSCVNGR。場所に訪れて“チェックイン”などするとポイントを貯まり、現実の店舗でフリードリンク券など貰えるというサービスを始めた。早速、730店舗を展開するレストランチェーンのバッファローワイルドウィングス(BWW)がSCVNGRに参加した。

    BWWがSCVNGRで3ヶ月間キャンペーンを行った結果、

  • 730店舗で18万4千人が参加した
  • 3人の1人はリピートした
  • Facebookの投稿やTwitterのツイートのインプレッションは1億回を超えた
  • 8. あの人にひとこと言いたい

    テレビ番組中に、Twitterで意見を求める光景も一般的になった。米人気テレビ番組ザ・ボイス(The Voice)は、放送中に番組に関連したツイートが毎分約3,000回以上集まる。

    ザ・ボイスは歌のオーディション番組で、5人の審査員が番組名通りに歌声だけを聴いて評価するという大胆な企画。優勝者に10万ドル(約800万円)の賞金とレコーディング契約が与えられる。審査員は超豪華、クリスティーナ・アギレラも出演している。審査員全員がTwitterをやっていて、しかも全員がエリートユーザーだ。そんな審査員たちが、Twitterで番組について積極的にコメントし、多くのフォロワーが返信する。

    多くの人が、ひとこと言いたくなる相手がソーシャルメディア上に居るってことも、ソーシャルメディアで盛り上がるひとつの方法だろう。

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