UNICEF(ユニセフ)が韓国で”Unopenable notebook”キャンペーン

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UNICEF(国際連合児童基金:ユニセフ)は、基本的な初等教育を受けられない第三世界諸国の子供たちを広く知ってもらうため、”Unopenable notebook”キャンペーンを称して、資金を集めて教科書の寄付を募った。

背景

世界で指定1億人以上の子供たちが、初等教育が受けられない苦境に立たされている。

日本を超える超学歴社会だと知られている韓国は子どもの教育費の高騰が社会問題化している一方で、韓国にも同じように初等教育を受けられない子供たちが存在する。

目的

韓国最大の広告代理店のCheil(チェイル)のミッションは、この初等教育問題の社会認知度を高め、UNICEFへの寄付を集めること。

実施プラン

キャンペーン名は”Unopenable notebook”、その名の通り「開くことができないノート」をキーアイテムした。このノートはらせん状のメタルで四方が閉じられており、基本的な初等教育を受けられない第三世界各国の子供たちを象徴するものだった。

Unopenable notebookキャンペーン

Unopenable notebookキャンペーン


このノートは主要な書店で販売、特に児童書売り場に並んだ。ノートの販売冊数に応じて、第三世界各国の子供たちへ教科書を提供することにした。さらに、このキャンペーンに賛同する寄付も募った。また、ノートを教育機関や企業のPR部門にも配布した。

実はこのノート、リングを切ると使えるようです。

Unopenable notebookのリングを切ってみると

Unopenable notebookのリングを切ってみると


Unopenable notebookは使えます

Unopenable notebookは使えます


購入者が閉ざされたノートを開く行動が、子どもたちの教育への道を開くこと想起させるさせます。購入者が自らの行動で問題を解決したという心理的な満足感を持たせることが、このUnopenable notebookのキーコンセプトだと考えます。

実施期間

2011年2月14日から27日

実施結果

Twitterなど、韓国で利用されているソーシャルネットワーキングサイトでも注目を集め、キャンペーンを目にした人やノートを購入した人による1,300回のツイートを記録し、韓国のFacebookともいえるCyworldやオンラインメディア、ブログにも波及した。

例えば、このツイート。
http://twitter.com/Arthur9_Kim/status/39935089500622848
http://twitpic.com/42h1rz
リツイートを促して、実際に14アカウントからリツイートされていることからも、このキャンペーンへの関与度の高さが伺えます。

ノートはキャンペーン開始当日に300冊以上が売れ、2週間のキャンペーン期間累計で1,200冊以上が売れた。寄付も約1万ドルを集めた。

結果として、推定で1,000人の子供たちが、1教科の1学期分の学習に必要な教科書を手に入れた。


参考
CASE STUDY: Cheil, UNICEF campaign targets third world’s education problem(Campaign Asia-Pacific)
광고회사에서 노트도 만드니? 사방이 묶인 ‘닫힌 노트’ 유니세프에 기부하다!(samsungblogs.com)


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