最高で革新的な製品のプレスリリースは、良いプレスリリースか?

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様々な会社のプレスリリースを通覧していると、よく目にする言葉があります。プレスリリース検索エンジン PRFilterを使って、アメリカのプレスリリースで最近よく使われる言葉の調査結果を紹介します。

PRFilter Shows Press Release Buzzword Abuse Still Prevalent – Adam Sherk

使用単語1日の使用頻度
1leading(主要な、先頭の)776
2solution(解決、ソリューション)622
3best(最高の、最善の)473
4innovate / innovative / innovator(革新的、革新者)452
5leader(リーダー)410
6top(最上、頂点)370
7unique(唯一の、類のない、独自の)282
8great(巨大な、強烈な、素晴らしい)245
9extensive(広大な、大きい)215
10leading provider(主要なプロバイダー)153
11exclusive(独占的な、排他的な)143
12premier(第一位の、最高の)136
13flexible(柔軟な、順応性ある)119
14award winning / winner(賞を受賞した)106
15dynamic(力強い、動的な)95
16fastest(最速の)70
17smart(賢い、効果的な)69
18state of the art(技術水準)65
19cutting edge(最先端の)54
20biggest(最大の)54
21easy to use(使いやすい)51
22largest(最大の)34
23real time(リアルタイム)8

大胆不敵な自画自賛的な形容詞が並びます。調査対象の3,000本のプレスリリースに、「leading」と「leader」合わせて1,186回、「best」と「top」合わせて843回も登場しています。自社の製品やサービスを効果的に伝えるために形容詞は欠かせませんが、これだけ決まり文句があふれると、情報価値を高めるどころか埋没してしまうでしょう。

アメリカと日本ではプレスリリースよく使われる言葉も若干異なりますが、アメリカと大差ない結果になると感じます。みなさんが、普段目にするニュース記事を思い出してください。製品やサービスを「最高の」「革新的な」「最新の」といった形容する記事は非常に少ないものです。

プレスリリースとニュース記事のこのギャップは、両者の物差しの違いだろうと推測します。ニュース記事はマーケット水準で形容詞が語られる一方で、プレスリリースは自社評価基準、いわゆる当社比が多いことを示しています。

私は、ざっと見てマーケット基準で情報価値が判断できて、コピペして記事を簡単に書けるプレスリリースは、良いプレスリリースのひとつの形だと考えます。

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