何故かメディアが取り上げない原発事故の地表汚染

公開日 : 2011年5月10日

さんはご存知でしょうか?文科省の公表データによると、福島第一原発の周辺で広範囲にわたって放射性物質による地表汚染が確認されており、その範囲や蓄積量がチェルノブイリ原発事故と同等かそれ以上であるという事実を。

私は不安を煽るような真似は決してしたくはありません。
ただ、純粋に疑問でしょうがないのは、国が公表しているこの危機的な事実をマスコミが報じている様子を目にしたことが無いこと。一部のWebメディアでは報じているようですが、それも割とさっぱりとした記事でした。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105060286.html ※何故か淡白なタイトル・・・。)
どうしてなんでしょう。
文科省が公表した5月6日と言えば、菅総理が夜に緊急記者会見を開き、静岡県御前崎市の浜岡原発の停止要請を発表した日。その夜の社会ニュースはこの浜岡原発のニュース一色でした。
浜岡原発の件も非常に重要ですが、もっと差し迫った福島県の深刻な状況について国民が知ることができていない?状況について純粋に不思議です。。。
これは日本のメディアの闇なのか??それともこの事実は報道関係者から見てさして取り上げるほどのニュース性が無い(?)のか?なんだか本当によくわかりません。

文部科学省は5月6日に、米国エネルギー省(DOE)と連携し、福島第一原子力発電所80kmの範囲における地表面から1mの高さの空間線量率及び地表面に沈着した放射性物質の汚染状況の測定を実施し、測定結果について発表しました。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf

この報告書は非常に淡々と事実を記載する体裁をとっていますが、書いてある内容は深刻そのものです。
ちなみにこれは主に地表面への放射性物質の蓄積状況を発表しているものです。
先日のニュースでは、福島第1原発事故の国際的な事故評価尺度が「最悪」のレベル7に引き上げられたものの、福島事故の放射性物質の放出量はチェルノブイリ事故の1割程度と、その規模は比較的小さいと強調された言い方がされていましたが、それはあくまで原発の放出量を比較したもので、周辺の蓄積状況についての比較という視点では語られていませんでした。

 

今回の公表データでは、セシウム134,137の地表面への蓄積量の合計が最も高いところで、1平方メートルあたり300万~3000万ベクレル(図の赤色部分)と、ものすごい量になっています。それもかなり広範囲です。チェルノブイリ原発事故では、セシウム137が55.5万ベクレル以上の地域が強制移住の対象だったそうですから、この異常なデータには驚かされるばかりです。

何故か報じられなかった重大ニュースに、なんだか消化不良な気分です。
福島で立入禁止区域に指定されてしまった地域の方が家に帰れる日はいつになるんでしょうか。

参考:http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-07/2011050701_06_1.html

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